サイト内共通メニューここまで

ここから本文

パンサラッサ号、ドバイターフ(G1)制覇!

更新日:2022年6月27日

3月26日にメイダン競馬場で開催されたドバイワールドカップデーのドバイターフ(G I・芝1800m)で、木村秀則さん(新ひだか町静内駒場)のパンサラッサ号が優勝。
関係者の皆さま、おめでとうとございます!
 

<大野町長と優勝記念写真(左2番目が木村秀則代表)>
 
パンサラッサの故郷である木村秀則代表の牧場は、ヤマニンベン牧場の跡地。
小高い丘に広がる放牧地、振り返ると青い水平線を見渡すことが出来る絶好のロケーションです。

 
木村代表はレース直前までお産作業が続いていました。仔馬が無事に立ち上がったのを見届けて、急いで自宅に戻りレースを観戦。
「初めての海外遠征なので、まずは無事に走ってくれることを祈っていました。しかし、最後の直線で懸命に逃げ切るパンサラッサに、思わず家族みんなで声を上げて応援しました。」と、振り返る木村代表。
「今回は初めての海外遠征だったので大丈夫かな…と、とにかく不安でした。しかし、矢作調教師をはじめとする陣営は“勝つ”という強い思いを持って向かっていたのだと、レースを観て改めて感じました。」

同着優勝が決まるまでの緊張の時間、観戦していたスタッフから真夜中にも関わらず続々と電話がきたそうです。
翌朝からは関係者をはじめファンの皆様から、たくさんのお祝いとメッセージが届きました。
「こんなに多くのファンの方々が、パンサラッサのことを応援して下さっていることにとても驚きました。」と、木村代表は嬉しそうに微笑みます。

パンサラッサの母ミスペンバリーは、レース前日にラストクロップとなるレイデオロの牡馬を出産。
 
「ミスペンバリーは2011年に今の牧場を始める際、広尾レーシング様の立ち上げ時期と重なり預けて頂いた縁のある馬です。人と人との繋がりに支えられて、牧場をやっていけるのだと日々感じております。」と、取材中に何度も感謝を口にしていました。
 
当歳時のパンサラッサの様子を尋ねると、「牧場にいた頃は、特に目立つ馬という訳ではなく手のかからない扱いやすい馬でした。馬体のバランスは良かったのですが、小柄な馬だったので少し不安ではありました。クラシック路線を進んではいましたが、結果が出るまでは少し時間がかかりましたね・・・・・・。パンサラッサのスタイルが確立したのは、21年福島記念だったのではと思います。ジョッキーの変更やレースの進め方など、今のパンサラッサは小さなきっかけが積み重なって出来上がった正に競馬のスタイルそのものだと感じています。こんな馬になるとは、デビュー時はまったく想像出来ませんでしたしね。」と、パンサラッサの飛躍ぶりに木村代表も驚いている様子でした。

そして、取材時に放牧地で過ごしていたのが、パンサラッサの半姉ディメンシオンとその仔。

 
ロードカナロアの牡馬を、2月3日に出産。
 
「ディメンシオンは、腿の筋肉が発達していてバネのある馬です。その良い部分を受け継いで筋肉はしっかりしています。この仔の成長もとても楽しみです。」と、嬉しそうにディメンシオン親仔を見つめる木村代表。
 
「宝塚記念は豪華メンバーが出揃い、後世までこのレースが語り継がれるものになると思っていますし、そうなってほしいですね。パンサラッサは、自分のレースをしっかりすると思っています。陣営もやれることは充分やってくれていると感じております。想像するのが面白いレースになったと思います。競馬ファン一人一人の心の中で、忘れられないレースになるのではないでしょうか。まずは無事に走りきることを牧場から応援したいと思います。」
『世界のG1馬が、馬産地日高から誕生したことに“夢”がある――。』

ドバイターフ優勝のお祝いメッセージの中で、特に多かった言葉だったそうです。

これからも馬産地日高より、多くの人に夢を与えファンの心に残る馬が輩出されることを願うばかりです。

 

お問い合わせ

総務部 まちづくり推進課


電話:0146-43-2111

サブメニューここまで

フッターメニューここまで